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Thursday, February 13, 2020

ソフトバンクG、ピザが傷むのは早かった-400億円投資から2年未満 - ブルームバーグ

A robot places a pie into an oven at Zume Pizza in Mountain View, Calif., on Aug. 29, 2016.

Photographer: Marcio Jose Sanchez/AP Photo

約2年前、大きなピザの写真付きのトラックが、ベイエリアの長い私道を進んでいた。乗っていたのは ズーム・ピザ最高経営責任者(CEO)のアレックス・ガーデン氏。 ソフトバンクグループの孫正義社長を自宅へ訪ねるところだった。

  ガーデン氏が売り込もうとしていたのは人が食べたいと思うようなピザを作れるロボットだった。孫氏は米カリフォルニア州ウッドサイドの自宅の私道でトラックに乗り込み、ロボットが作るピザが焼きあがるのを見ていた。事情に詳しい関係者が語った。

ソフトバンク、宅配ピザのズームに3.75億ドル追加出資へ-WSJ

  ガーデン氏が帰路に就くころには、ソフトバンクGからの3億7500万ドル(現在のレートで約400億円)出資に向けた話が十分に進み、事業が軌道に乗ればさらに投資することも議題に上っていた。しかし想定通りには行かず、ズーム・ピザはこのところ、ソフトバンクGのポートフォリオ企業の中でも最大級の失望をもたらす1社となっている。

  ズームは今年に入り、ピザの製造・宅配事業から撤退。1月に360人を削減し従業員が約300人となったズームは、他の食品宅配業者にパッケージと効率化手段を提供する事業に転換する方針を示した。ガーデン氏は従業員宛ての文書で、世界の食品システム改善に集中するとし、ピザは「とっかかり」の役割を果たしたと説明した。

  ズームはコメントを控えている。

  ズームはソフトバンクGのビジョン・ファンドに、シェアオフィス事業のウィーワークほど大きな損失は与えていないが、この両社に加え2月10日に事業閉鎖を発表したオンライン小売りのブランドレスは、孫氏の死角の1つを示しているかもしれない。創業者が向こう見ずで、カリスマ性があり、若き日の自身をほうふつとさせるからといって、スタートアップ企業のビジネスモデルが生き残れるとは限らない。

  ソフトバンクGは電子メールで、「大規模で分散化されたポートフォリオが長期的には好成績を上げると信じている。ビジョン・ファンドは開始から3年に満たないが、既に8件の新規株式公開(IPO)を達成し、106億ドルをリミテッドパートナーたちに還元した」とコメントした。

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ズームのトラックと共同創業者ら

原題: SoftBank’s $375 Million Bet on Pizza Went Really Bad Really Fast(抜粋)

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February 14, 2020 at 12:07PM
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