香川県にある、明治15年創業の有限会社紀ノ国屋本店が2019年に立ち上げたブランド「福来旗トトと」。瀬戸内海のまぶしく鮮やかな海や山々が描かれたパッケージの「ドレッシングの素」が、第一弾の商品として、2019年秋に発売されました。
紀ノ国屋本店で「福来旗トトと」を担当する前田沙織さんに、ブランドコンセプトや商品の特徴などについてお聞きしました。
■背景・コンセプト
「福来旗トトと」は、“こんぴらさん”の参道で土産物店を営む、有限会社紀ノ国屋本店が立ち上げたブランドです。“こんぴらさん”は、一生に一度はお参りしたい場所として厚い信仰を集めてきた、香川県仲多度郡琴平の象頭山中腹に鎮座する金刀比羅宮のことで、古くから「海の神様」として漁師や船員など多くの漁業関係者が参拝に訪れてきた場所です。
そのこんぴらさんの参道で、創業から130年以上に渡り漁業関係者と深い絆を築き上げてきた紀ノ国屋本店は、この土地と参拝客を繋ぐ架け橋として、この恵まれた環境を継承するための新ブランドを「福来旗トトと」と名付けました。
古くから伝わる言葉で、「福来旗(ふらいき)」は大漁旗、「とと」とは魚のことを意味しています。瀬戸内海の豊富な海産物にひと手間加えてつくられる「福来旗トトと」は、旅先の郷土の味を回想し、日々の食事に豊かな時間を提案したいと考えています。
■商品の特徴
第1弾として誕生したのが、瀬戸内海の自然の味と香りをまるごと楽しむことができる「ドレッシングの素」です。ご家庭にある調味料を加えるだけで、オリジナルのドレッシングがつくれるドレッシングキットになっています。
バリエーションは、「いりこと本鷹とにんにく」「いりこと柚子と生姜」「いりこと苺とオリーブ」という、瀬戸内海産のいりこにこだわりの素材を組み合わせた3種類。濃厚で旨味がきいた醤油ベースのドレッシングは、サラダはもちろん、パスタや炒め物のソースなど、いろいろな料理に幅広くお使いいただけます。
本ブランドのアートディレクション/デザインを手がけたのは川上恵莉子さん、フードアドバイザーには笠原奈津美さんが参加してくれました。
パッケージデザインについて、3種類すべてに象頭山が描かれていますが、これは瀬戸内圏の陸地・海・島・さまざまな場所から象頭山が見える(こんぴらさんが見守っている)ということを表現しています。
レーダーなど機械がない昔、どの漁師さんも日和山(漁にどこまで行くか天候の基準となる目印)を持っていて、瀬戸内の漁師さんの日和山が古くから象頭山(こんぴらさん)であったことに由来するという説があります。そこで今回、象頭山がどこからどのように見えるか、海や島をめぐりながらパッケージの絵のもととなるロケーションをさまざまな場所で探しました。
私たち紀ノ国屋本店は、海で働く人たちと親戚のように接してきた者として、海の幸をより身近なものにしたいという願いがあります。これからも瀬戸内海を中心に、ゆくゆくは全国の海の幸を紹介することも描きながら、海で生きる漁師さんの未来が明るくなる一助になればと思っています。
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June 30, 2020 at 03:00PM
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