2022/7/19 07:49
両親と一緒に医療ドラマをよく見ていたというアメリカの小学生が、そこで覚えた知識を活かし、クラスメートの命を救った。大人でも知らない人が多い、とても重要な救急医療行為だったそうです。
■ピザを喉に詰まらせる
ニューヨークにあるウッドロウ・ウィルソン小学校で夏休みに入る少し前、2年生のあるクラスで昼食の時間に、ディアンドレくんという男子児童が突然苦しそうにもがき始めた。
食べていたピザをよくかまずに飲み込み、喉を詰まらせ気道がふさがったことが考えられたが、運悪く近くに教師はいなかった。
そんなディアンドレくんの元に駆け付けたのは、クラスメートのデヴィッド・ディアス・ジュニアくん(7)。
いきなり彼の背後に回ると、腹部に両腕を回して手を組んで「ハイムリック法」を施した。
ハイムリック法は、気道に向けて肺の空気を押し上げるため、横隔膜のあたりを突き上げるように圧迫するもの。背部を叩いたり咳払いをしても除去できない場合に行われ、アメリカでは「ファイブ・アンド・ファイブ」とも呼ばれています。
ニューヨーク州上院表彰賞も授与されたデヴィッドくんだが、どこでハイムリック法の知識を得たのかと『Fox News』に尋ねられた際、「医療ドラマだよ」と説明していた。
家族は、2017年から続いているABC局のドラマ『The Good Doctor(邦題:グッド・ドクター 名医の条件)』をずっと観てきたといい、父親のデヴィッド・ディアス・シニアさんは「とても誇らしいです」と話す。
ちなみにデヴィッドくんの将来の夢は、医師ではなくバスケットボール選手になることだそうです。
しらべぇが伝えています。
7歳児が友達の命を救う 喉に詰まったピザを医療ドラマで覚えた方法で… – Sirabee編集者:いまトピ編集部
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