米宅配ピザ大手ドミノ・ピザが、ピザの本場イタリアから撤退した。新型コロナウイルス禍で地元のピザ店が相次ぎ宅配サービスに対応。競争激化で業績が悪化し、進出から7年で看板を下ろした。米メディアが伝えた。
国際戦略の一環としてイタリア市場に目を付けたドミノは2015年、現地企業と組んで800店以上を展開する計画を掲げた。だが約30店舗にとどまり、現地企業は今年4月に破産を申請。7月下旬に最後の1店舗が営業を終えた。
独自の宅配システムを武器に浸透を狙ったドミノの誤算は、デリバルーやジャストイート・テークアウェー・コムといった新興の料理宅配サービスがコロナ禍で急成長したことだ。同じ土俵で職人手作りの本格ピザと消費者を奪い合う厳しい戦いを強いられた。
現地メディアはドミノ撤退を「イタリア人はパイナップルを使ったピザが好きではない」と報道。ハワイアンピザに代表されるような米国式ピザは、そもそもイタリアでは人気が出にくかったと分析した。(共同)
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