■肉ならやせやすいとは限らない
昨今の「たんぱく質ブーム」の影響もあってか、努めて肉類を食べるようにしている人が増えています。これ自体は決して悪いことではないのですが、どんな肉を食べているかによって、太りやすくもやせやすくもなります。
バラ肉、脂身や皮がたくさんついている肉、サシの入った牛肉などが太りやすい食材というのは皆さんもご承知だと思いますが、意外と油断してしまうのが、ひき肉。
ひき肉の問題は、100g単位でカロリーを比較してみれば一目瞭然です。
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豚ひれ肉118kcalに対して、豚ひき肉209kcal。
鶏むね肉(皮なし)105kcalに対して、鶏ひき肉171kcal。
牛ひれ肉(国産)177kcalに対して、牛ひき肉251kcal。
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いかがでしょうか。特に豚肉などは、ひれ肉よりひき肉のほうが倍近くカロリーが高いのです。
ひき肉には、ロースの切れ端や鶏の皮なども入ることが多いため、どうしても脂質が多くなる傾向にあります。
ひき肉料理は、お子さんも好きだし、肉が比較的苦手な人でも食べやすく、常備している人が多いようです。でも、ひき肉料理ばかり食べていると、知らず知らずのうちに体脂肪率が上がってくる可能性があるでしょう。
脂質のとりすぎは、健康にも悪影響を及ぼします。ひき肉料理は食べすぎに注意して、1週間に1回くらいにとどめておきましょう。
■サラダをたっぷり食べてやせる人、やせない人
やせるために、健康のために、毎食たっぷりのサラダを食べているという人がいます。
一見、聞こえはいいのですが、そういう人が必ずやせているかというと、実際にはそうとも限りません。
サラダをたっぷり食べているのにやせない人とやせる人、その違いはどこからくるのでしょうか。
ポイントは、ドレッシングです。やせにくい人、かえって太る人は、たいがい市販のドレッシングを使っているものです。
市販品は味も工夫されていておいしいのですが、多くの場合、油が2に対して酢が1で作られています。たっぷりかければそれだけ油の摂取量が増え、カロリーは上昇してしまいます。味が濃く塩分も多いため、これも太りやすい一因になります。
つまり、せっかくサラダをたくさん食べていても、市販のドレッシングをいっぱいかけていたら、野菜というより、むしろ大量の油と塩を食べているようなもの。とても健康的とはいえません。
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