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Monday, August 31, 2020

新型コロナ:ドライブスルーのドレッシング自販機 前橋の伊料理店 - 日本経済新聞

前橋市でイタリア料理店を経営するHAWORD(ハワード)は、ドレッシングを販売する全国初のドライブスルー型自動販売機を開発した。市内の本店に設置して8日から販売を始める。ドレッシングの新工場も稼働させており、夜間でも車で手軽に購入できるようにするなどの工夫で販売を拡大させる。

全国初となるドライブスルー型のドレッシング自販機を導入する(前橋市)

全国初となるドライブスルー型のドレッシング自販機を導入する(前橋市)

自販機などの完成を祝いジンズホールディングスの田中仁社長(右から3人目)らが駆けつけた(8月29日、前橋市)

自販機などの完成を祝いジンズホールディングスの田中仁社長(右から3人目)らが駆けつけた(8月29日、前橋市)

自販機の名称は「ドレ―ドラ」。高さが約2.5メートル、幅が約1.2メートル。通常の自販機を台の上に据え付けるなどして運転席から取り出し口に手を入れやすいようにした。多目的スポーツ車(SUV)や軽自動車など5種類の車を使って購入しやすいか何度も実験し、約1カ月かけて開発したという。

自販機では同社の看板商品「ペスカ・オリジナルドレッシング」(280ミリリットル入り、500円)を扱う。2016年から伊料理店「ピッツェリア・ペスカ!」本店でドレッシングを扱っており、19年には通常の自販機を本店に導入した。店舗の営業時間外でも購入できると人気を集め、今回、ドライブスルー型の導入を決めた。

群馬県は人口当たりの自動車保有率で全国トップ級。このためドライブスルー型の新業態店が次々と誕生している。たこ焼き店「築地銀だこ」を運営するホットランドは08年、群馬県高崎市内に同社初となるドライブスルー型の店舗を出店(現在は閉店)。眼鏡専門店「JINS」を展開するジンズホールディングスは13年から同社初のドライブスルーに対応した眼鏡店を前橋市内で運営している。

一方、前橋市ではドレッシングの消費額が多い。総務省の家計調査によると、一世帯当たりのドレッシングの年間支出額(17~19年の平均)を県庁所在地と政令指定都市で比べたところ、前橋市は松江市に次いで2番目に多かった。ドライブスルー型のドレッシング自販機は、車の普及率が高くてドレッシングをよく買う前橋市ならではの販売方法ともいえる。

現在、コロナ禍により家庭で食事をする人が増えている。このためハワードはドレッシングの販売を拡大しようと、新たな自販機導入と同時に、ドレッシングの専用工場「ペスカ!フレーバ!」を市内に設置。8月29日に完成披露式を開いた。生産能力は月2万本と従来から約5倍に拡大させる計画で、同月24日からは通販での取り扱いも開始した。

ハワードの宮崎雄一社長はドライブスルー型の自販機について「お客さまが便利になるようにと考えた。通販も始めたので全国の人にも食べてほしい」と話していた。

(前橋支局長 古田博士)

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