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Friday, December 1, 2023

三里浜「凝縮」したドレッシング 県立大生・大塚さん考案 生産者の ... - 中日新聞

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三里浜ドレッシングを考案した大塚さん=1日、福井市のなつめカフェで

三里浜ドレッシングを考案した大塚さん=1日、福井市のなつめカフェで


 福井県立大4年の大塚麗華(うるか)さん(22)が考案し、地元企業らと協力してつくった「三里浜ドレッシング」の販売が1日、始まった。福井、坂井両市にまたがる砂丘地の三里浜とその周辺で栽培されているオリーブやラッキョウ、トマトなどの農産物を詰め込んだ逸品。同日、福井市浜別所町のなつめカフェでお披露目会が開かれ、大塚さんは「商品を通して三里浜のことを知ってもらえれば」と喜んだ。 (谷出知謙)

 大塚さんは大学2年生の時に三里浜オリーブ生産組合でインターンシップ(就業体験)を行い、そこでオリーブを福井の特産品にしようとしている取り組みを知った。生産者から「新商品を開発したい」という声を聞き、野菜にかけるドレッシングなら地元の農産物の活性化につながると考え、1年半かけて開発した。

 レシピは試行錯誤を重ねて、プロの料理家らに何度も評価してもらった。こだわったのはラッキョウの粒感を残すことで、シャキッとした食感を実現した。地元産で高品質の農産物を使っており、価格は1個680円(税別)。商品化に向けてはフク醤油(福井市中新田町)が協力し、第1弾として100個製作した。

 来春に北陸新幹線県内開業を控えており、絶好のPRの機会となる。大塚さんは「福井の農業のことを知ってほしいし、三里浜の活性化につなげたい」と話した。ドレッシングは、順次販売場所を広げる予定。

収穫感謝祭で販売 きょう、あす 福井・丹生膳野菜


 JA福井県は2、3の両日、福井市風巻町の丹生膳野菜で「収穫感謝祭」を開く。ネギがどっさり入ったカニ汁を振る舞うほか、もち米やサトイモ、はさ掛けで干したダイコンなどを販売。大塚さんが考案した三里浜ドレッシングが試験販売される。

 カニ汁の振る舞いは両日とも午前11時にスタートし、各300食限定。もち米は新米を升に山盛りで量り売りするという。モチモチ食感が特長の大野市産「上庄さといも」と坂井市にまたがる三里浜砂丘地特産のダイコン、和歌山県からのみずみずしい産直ミカンの即売会もある。

 丹生膳野菜の営業時間は午前9時~午後5時半だが、各イベントは同4時をめどに終了する予定。 (北原愛)

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