NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の8日に放送された第46話の平均視聴率が18・2%(関東地区)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の18・8%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。オープニングの映像では杉咲と、千代の幼少期を演じる子役、毎田暖乃(のの)らが登場し、横に並んでいる演出がされている。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、千代(杉咲花)の新しい喜劇の一座は、一平(成田凌)を座長とする「鶴亀家庭劇」として船出をした。しかし、旗揚げ公演の稽古初日、一平の書いた台本は千之助(星田英利)に却下される。その上、代わりに千之助が書いた「手違い話」という台本で、しかも主役は千之助がやると言い出す始末…。さらに旧天海一座以外の劇団メンバーは、新派、歌舞伎、歌劇団の寄せ集めの役者だった。喜劇未経験の者たちでの芝居に不安は尽きない。

数日後、立ち稽古が始まるが、それぞれ芸の癖が抜けずに苦労する。さらに個性も強くそれぞれ衝突してしまう。その上、新派出身の女優である高峰ルリ子(明日海りお)は千代に「嫌い」と言うが、千代は嫌われる理由がわからない。