きょう3月5日は二十四節気の一つ「啓蟄」。冬ごもりしていた虫たちが、地上に出てくるころ、という意味のある言葉である。…というウンチクを前提にすると、「次々にピザ焼けてきし」が面白い。次々に窯から出し入れされるピザ、次々に穴を出ずる虫ども、それぞれのイメージがぴたりと重なってしまう。「次々に」という副詞が、啓蟄にもかかるように読める位置にあることが、この句の面白さのトリック。ネットプリント『フリッカの犬 vol・1』より。(浅川芳直)
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