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Monday, April 4, 2022

浜松・三方原のイタリア料理店が移転リニューアル ショーケースに日替わりピザ並べ - 浜松経済新聞

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 金指街道沿いのイタリア料理店「R(アール)」(浜松市北区三方原)が3月13日、リニューアルオープンした。

店頭のショーケースに並ぶ6種類の日替わりピザ

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 店主の安藤隆太さんは、高校卒業後、市内のイタリアンカフェで料理人として5年ほど勤務。その後、自身の店を持ちたいと考え、2011(平成23)年に聖隷三方原病院前に同店をオープンした。順調に運営していたが、新型コロナ禍で宴会利用客が大きく減少したため、リニューアルを検討。従来の約半分の店舗面積のテナントに移り、団体から個人客のみの集客に切り替えた。併せて、テークアウト需要の取り込みに注力し、交通量の多い国道沿いに位置する同所へ移転することを決めた。

 店舗面積は約12坪で、テーブル10席とカウンター4席の計14席を用意。店舗デザインは、店主自ら塗装した白色の壁を基調に、アンティークの電気や家具を並べ、大人が落ち着いて過ごせる空間をイメージ。店頭のショーケースには6種類のピザを日替わりで並べる。

 来店客に満腹になってほしいと考え、どのメニューもボリュームにこだわる。トマトやレタスなどの野菜は、その日に採れた浜松産のものを使う。ピザは、1ホールあたり直径約30センチのサイズ。店内で食事する場合は、注文を受けてから店内の窯(かま)で焼き上げる。4種類のチーズのコクと甘い蜂蜜の組み合わせを楽しむ「クアトロ・フォルマッジ」、ベーコンとホウレンソウ、卵を載せた「ビスマルク」、ボリュームのある定番メニュー「テリヤキチキン」(以上、1ホール=1,500円)など、約20種類を用意。ショーケースのピザは、6等分した「1ピース」(300円)から販売する。「ピザをピースで提供する店は市内ではあまり見かけない。パンやケーキ店のような感覚で、いろいろな味を組み合わせて楽しんでほしい」と安藤さん。

 パスタは、トマトやタマネギをじっくりと3時間煮込む自家製トマトソースを使う「ナスとモッツァレラチーズ」やエビやイカ、タコなどの魚介が入る「ペスカトーレ・ロッソ」、和風ダシとクリームソースを混ぜた創作パスタ「ベーコンとホウレン草の和風クリーム」(以上、1,300円)などを用意。「エビのアヒージョ」(600円)や「ブロッコリーとアンチョビのガーリックソテー」(600円)などの一品料理も用意する。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒と食事以外の時間はマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内は、定期的に出入り口を開けて換気を徹底する。

 オープン後は、移転前の常連客に加え、新規客も多く来店し順調な滑り出しという。今後はデリバリーサービスも計画している。「自分の地元でもあるこの街で、地域から愛される店を目指している。一度試してもらえれば喜んでもらえる自信があるので、気軽に足を運んでもらえたら」と話す。

 営業時間は11時~22時。木曜定休。

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