老舗醤油（しょうゆ）メーカーの直源醤油（金沢市）は16日、醤油とドレッシング計160品目を値上げすると発表した。6月1日の出荷分からで、希望小売価格で10～15%上昇する。原材料や燃料が高騰しているため。食品値上げの動きが全国展開する大手メーカーから地場企業にも広がってきた。
同社の醤油は金沢市の小売市場で3割程度のシェアを持ち、地元では知名度が高い。主力商品の「直っぺしょうゆ」（1リットルペットボトル入り）を400円から450円（いずれも税抜き）に上げる。ドレッシングでも200ミリリットル瓶入りの「ゆず糀ドレッシング」が600円から660円（同）になる。
値上げは2019年以来。「世界的な物流の乱れにロシアによるウクライナ侵攻が重なり、大豆や小麦、包装資材など様々な原材料の価格が上がっている」（直江潤一郎社長）ため、価格の見直しを決めた。
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