【マニアックな業界用語】ピザ用語編
宅配やファミレスなどでも楽しめる「ピザ」。身近な食べ物ですが「ピザとピッツァの違い」など、分かっていない人は意外と多いのではないでしょうか。
今回は「知ってるようで知らないピザ用語」を紹介します!
ピザとピッツァの違い
1760年頃に本場イタリアのナポリで誕生した「ピッツァ」が、19世紀末にイタリア系移民によってアメリカに伝わり、独自の発展を遂げたものが「ピザ」とされています。
本場のピッツァは24時間以上発酵させた薄手の生地を、高温の窯で焼き上げます。パリッとした食感を楽しむため、具材はシンプル。1枚を1人前として、ナイフとフォークを使って食べます。
また、ナポリとローマでも違いがあり、ローマのピッツァは縁までカリカリのクリスピータイプ。形が四角なのも特徴です。
一方、アメリカのピザは厚手の生地をオーブンで焼き上げます。パンのようなもっちりとした食感で、具材は多め。回転刃のついた専用の道具で、ケーキのように放射線状に切り分けてシェア。手づかみで食べるのが一般的です。
「タバスコ」をかけるのは日本だけ
ピザにタバスコをかけるのは、実は日本独自の食べ方。アメリカではピザではなく牡蠣やステーキにかけ、イタリアにもピッツァにタバスコをかける習慣はありません。
ピザとタバスコが日本に広まったのが同時期だったため、かけ合わせるようになったといわれています。シェーキーズのようなピザのお店にも、サイゼリヤなどピッツァのお店にも置いてあるのが一般的です。
ただ、サイゼリヤは近年タバスコを廃止してオリジナルホットソースに転換。経費削減のためと噂されていますが、SNSなどではタバスコ復活を望む声が絶えません。
もはや「ピザにタバスコ」は日本人のソウルフードなのかも……!
ピザを切り分ける道具の正式名称は?
ピザを切り分けるのに使う、回転刃のついた専用の道具。あれの正式名称は何というかご存じですか?
Googleの検索窓に「ピザ 切る」と入力すると「ピザ 切るやつ 名前」とサジェストが続くので、どうやらあれの名前を調べる人は多いようです。
正解は「ピザカッター」。そのまんまじゃん!と思わるかもしれませんが、そのまんまの名前なんです。ちなみに「ピッツァカッター」は間違い。本場のピッツァは切り分けないので、そんな道具はありません!
知ってるようで知らないピザ用語。ピザやピッツァを食べるとき、参考にしてみてください。
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