ピザ作りを得意とする
写真・
「生ハムとルッコラのモッツァレラピザ」のレシピ
材料(4人分)
生地
薄力粉:100g
強力粉:200g
砂糖、塩、ドライイースト:各8g
水:200cc
オリーブオイル:適量
打ち粉(生地と同じ粉):適量
具材
生ハム:1パック
ルッコラ:1パック
モッツァレラチーズ:100g
オリーブオイル:適量
パルメザンチーズ:適量
胡椒:適量
作り方
生地を作る
- ボウルに薄力粉、強力粉、砂糖、塩、ドライイーストを入れて混ぜる。
- 40℃ほどまで温めた水をボウルに入れて、ひとまとまりになるようヘラでまとめる。
- ある程度まとまったら、マットに打ち粉をひいてこねる。
- こね終わったらボウルに戻し、オリーブオイルを適量加え生地全体に馴染むよう再度こねる。
- 形を整えたあとボウルにラップをし、45℃ほどのお湯で発酵させる(約40分)。
- 発酵が終わったら人差し指で軽く刺し、生地が指にくっつかず穴が作れたら再びマットに移す。
- ガスを抜きながらこねて、4等分にする。
- 綺麗に形を整えたあとトレーに移し、乾燥させないようオリーブオイルを染み込ませたキッチンペーパーを被せてさらにラップをして冷蔵庫で二次発酵させる(2時間以上)。
※第1回「新しいことを始めるときこそ『シンプルピザ』」を参照。
ピザを焼く
- ピザ窯を用意する。
- ピザ網にオリーブオイルを塗る。
- 生地を伸ばし、オリーブオイルをかける。
- 生地に短冊状に切ったモッツァレラチーズを乗せ、パルメザンチーズを振りかける。
- 熱したピザ窯にピザを放り込む。※ガスコンロによって熱する時間が変わります。センサーが働かずガンガン燃えるコンロなら強火7分~10分で焼き上がります。
- 良きタイミングでピザを取り出して、お皿に移す。
- 生ハムとルッコラを乗せる。
- 胡椒をかける。
- 完成
探し求める“理の外”のピザ
芸人はネタを書きに喫茶店に行っている。コーヒー一杯で長時間ネタを考えて、世間を賑わす漫才やコントを生み出している。ただ大抵の芸人は日記に「今日はコーヒー一杯を飲んだ」としか書けない日になることがほとんどらしい。「らしい」というのは大鶴肥満はネタを書かないから、ネタを書く人から聞いた話をそのままお伝えしているだけである。
代わりになっているのかはわからないが、大鶴肥満はネタを書きに喫茶店に行く代わりにピザを考えにイタ飯店によく行く。ピザのレパートリーを増やしたいという思いは常々あるものの、結局はトマトソースに食べたい肉を乗せるか、バジルソースに食べたい肉を乗せるかしか思いつかない。だからこうしてイタ飯屋を訪れては大鶴肥満の理の外にあるピザを探しているのだ。
この前カプリチョーザに行った際、生ハムとルッコラのモッツァレラピッツァがメニューにあった。ソースはかかっていない。これは確実に大鶴肥満の理の外のピザ。ソースなしという発想にこれまで大鶴肥満は至らなかった。さっそく注文し、食してみる。なるほど、ほのかに香るオリーブとパルメザンチーズ、生ハムとルッコラの親和性、温かい生地がそれらを包み込んで胃に流れていく。これを大鶴肥満の生地で作ったらどんな味がするのだろう。ワクワクが止まらなかった。
気づいたらその日のうちに食材を買い込みキッチンに立っていた。思った通り、大鶴肥満の生地はお店の生地よりももっちりしているため、生ハムとの相性がいい。今ここに世間を賑わすピザが生まれた。イタ飯屋に足を運ぶ苦労は無駄ではなかった。ネタを書く芸人が喫茶店で過ごす時間もまた無駄なことではないのだろう。
大鶴肥満(オオツルヒマン)
1991年7月20日生まれ、東京都出身。「まーちゃんごめんね」略して「まーごめ」を万能な言葉として使用していることで知られる。2016年に檜原洋平(ヒワラヨウヘイ)とママタルトを結成した。近年は「マイナビ Laughter Night」(TBSラジオ)チャンピオン大会や「ツギクル芸人グランプリ」など若手発掘コンテストの決勝で注目を集める。ネットラジオ「芸人Boom!Boom! ママタルトのラジオまーちゃん」(stand.fm、毎週火曜23時)、「ラジオ母ちゃん」(GERA、毎週木曜20時)を担当中。YouTubeチャンネル「ママタルト本物チャンネル」も。サンミュージックプロダクション所属。
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