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Sunday, November 27, 2022

ワールドカップ商戦盛り上がり、ビール、ピザ…自宅観戦で特需 - 産経ニュース

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サッカーワールドカップのカタール大会に合わせ、ビックカメラ有楽町店では特設コーナーが設けられている=25日午前、東京都千代田区(斉藤佳憲撮影)

サッカーのワールドカップ(W杯)の関連商戦が盛り上がりをみせている。特に日本が23日の1次リーグ初戦で強豪ドイツを相手に歴史的な勝利を収めて以降、商戦は一段と熱を帯びている。中でも販売好調なのが、ビールや宅配料理といった自宅観戦のお供となる商品だ。日本代表の活躍が続けば、特需はさらに膨らむ可能性がある。

中東のカタールで行われている今大会は、時差の関係で日本では夜間の試合開催が多い。新型コロナウイルス禍の影響もあり、自宅でビールやピザを片手にテレビ観戦する頻度は高い。

宅配ピザ大手の日本ピザハットによると、ドイツ戦のあった23日は当初予想よりも25%多い売り上げを達成。前年同日比では70%も上回ったという。

定額制で食材とレシピがセットになり、手軽に調理できる「ミールキット」を販売するオイシックス・ラ・大地は、日本の対戦相手国の郷土料理が堪能できる商品を期間限定で販売。17~24日の集計で、ドイツ風グラタンのセットが全商品の平均と比較して約3倍も売れた。

コンビニエンスストア大手のローソンも、23日のポテトチップスの販売が、1週前の16日比で約4割も増えた。チーズやイカのおつまみ、氷や炭酸水も伸びたという。

W杯効果には、「巣ごもり需要」の減少に直面するテレビメーカーやパソコンメーカーも期待を寄せる。

ソニーグループは8、9両月に発売した、従来の発光ダイオード(LED)よりも小さな「ミニLED」をバックライトに搭載し、大画面で迫力ある映像が楽しめるテレビ「X95Kシリーズ」が、徐々に販売を伸ばしているという。

今大会は、インターネット放送「ABEMA(アベマ)」が全64試合を無料配信するため、パソコンでの視聴も可能。シャープの子会社でパソコン事業を手掛けるダイナブックでは大画面のノートパソコン「Tシリーズ」が売れているといい、広報担当者は「日本代表が勝ち上がり、売り上げが伸びることを期待している」と話す。

27日の1次リーグ第2戦のコスタリカ戦は、休日で在宅率が比較的高い日曜日午後7時からだ。このため、自宅での観戦ニーズはさらに高まる見込みだ。日本代表公式パートナーでもあるキリンホールディングスによると、小売りや飲食店からビールの注文が相次いでいるという。

第一生命経済研究所の永浜利広首席エコノミストは「日本経済の起爆剤とまではならないだろうが、日本代表が勝ち上がれば勝ち上がるほど(W杯の)経済効果は増える」と指摘する。

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