東京・吉祥寺にあるタイ料理店に身に覚えのない荷物が大量に届き、さらに殺害予告まで届きました。インターネット上の誹謗(ひぼう)中傷がエスカレートした形となります。
■ピザ10枚送り付けや新聞契約…嫌がらせ殺到
25日、ディナーの営業中に突然届いた10枚ほどのピザ。29日、この店を取材すると…。
店主:「これ今届いていました」「(Q.今?また3通。これも全部注文していない?)注文していないですね」
この5日間で店に届くように何者かに手配されていたのは、15万円のパソコンに14万円のストーブです。それだけにとどまらず、新聞2紙の新規契約やお墓の資料請求、ホテルも勝手に予約されていました。
店主:「今嫌がらせを受けていて、アルバイトの情報サイトで、僕の名前使われてすごい数、応募されている中の一つだと思う」
店主:「300件くらいのメールはきています。僕が一番大切なのはスタッフなので、その子たちが怖がってしまっている。匿名ということがここまで暴走するんだという恐怖心があります」
■「痴漢・盗撮を撲滅」応援がきっかけで…
一体なぜ、このような迷惑行為が続いているのでしょうか。
店主:「痴漢・盗撮を撲滅する。そういう卑劣な犯罪をなくそうといって動いている活動に関して、僕はすごい応援していたんです」
店主は今月17日、痴漢の被害者への支援になると思い、“私人逮捕系YouTuber”のクラウドファンディングへ1万円の寄付をしていました。寄付したことを飲食店のSNSに公表していましたが、20日にそのYouTuberが逮捕されます。すると、状況が一変しました。
店主:「僕はもう逮捕された案件に関しては、一切応援していない。逮捕されてしまうというのがあって、(自身への)アンチが向いてピザが届き始めて、地獄のような日々が始まったという感じですね。応援したが、これを機にひどいことを受けると思っていなかった」
■「皆殺しに」警察署に相談中にメール届く
29日、店主が警察に被害を相談しにいくと、警察署の中にいた時に1通のメールが届きました。
店主に届いたメール:「ワイは上級国民や!とりあえず店内にトラックを突っ込ませて中の客を皆殺しにさせてもらうで〜。友達7人と協力してお前の子供を改造スタンガンで気絶させて誘拐した後トラックに詰めて。ワイがお前らのことを皆殺しにしてやる!」
文面には「12月9日の午後3時34分や!」と誘拐時刻の予告まで記されていました。
店主:「人生で初めてこういうのをもらった。言葉にならないです。1人親なんで、背中に背負って料理して配膳して、育ててきてる子どもなんで。(子どもに)対して、こういうふうに言われると冷静じゃいられない」
こうした迷惑行為の違法性について、弁護士は次のように話します。
堀向良介弁護士:「このようなメールは業務が妨害される偽計業務妨害罪ですとか、親族の生命身体に対する害悪の告知と考えられている脅迫罪が成立すると考えることもできる。どんどんエスカレートしていく可能性は十分に考えられる」
(「グッド!モーニング」2023年11月30日放送分より)
からの記事と詳細 ( ピザ10枚送り付け 「皆殺し」脅迫メール…タイ料理店に嫌がらせ SNS投稿きっかけか - テレビ朝日 )
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