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Saturday, June 20, 2020

深夜2時に届く「注文していないピザ」の恐怖…9年続く悪夢のデリバリーに悲鳴 | 「私は普通の人間なのに」 - courrier.jp

Photo: Halfdark / Getty Images

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嫌がらせは国境を越えて


ベルギーのトゥルンハウトに住むジーン・ファン・ランデゲム(65)のもとには、「誰か」が注文したジャンクフードが頻繁に届く。ハンバーガーに、ピザやケバブ──どれも注文した覚えのないものばかりだ。

大サイズのサルサ抜きケバブとコーラのセット4人分(44ユーロ)、アメリカンピザとチキンにコカ・コーラ1.5ℓのセット2人分(54ユーロ)、パイナップルのピザ4枚(34ユーロ)など……。さらに、5月29日には150㎞も離れたドイツのデュッセルドルフのピザ屋からもデリバリーされた。

こうしたオーダーは、1日に何度も届くこともあれば、深夜に突然、玄関の呼び鈴が鳴ることもある。そして届けられた品々は、一度たりともランデゲムの家のなかへ通されたことはない。料金はもちろん注文者が支払っているわけでもなく、そのまま飲食店へと返品される。そして、ランデゲムは警察に通報する。

彼は「ストレスで眠れない」と怒りをあらわにする。

驚くべきことに、この嫌がらせが始まってからすでに9年。スペイン「エル・パイス」紙によれば、さすがにこの状況に耐えかねたランデゲムは、メディアに公表することでこの悪質ないたずらを止めようとしたのだという。ランデゲムの家から10分ほどのところにある「ピザ・タリア」のオーナー、アリ・アキンは同紙にこう話す。

「いつもチーズのピザ4枚とコカ・コーラを2本頼むんだ。電話をしてくるやつは、注文に時間をかけてない。だってメニューの一番上に書いてあるものだからな」

あまりにも返品の回数が多かったため、アキンはランデゲムの住所からの注文は受けないよう、15人の従業員に伝えた。

「でも、それを知らない新人が注文を受けたり、同時に100件もオーダーがきたりすると気づかないこともある」

恐怖のデリバリーに辟易している本人はこうコメントした。

「冗談じゃ済まされないよ! あまりにも期間が長すぎる。私はいたって普通の人間なのに。たまに散歩に出かけたり、友達と何かをしたりしているだけだ。深夜2時に叩き起こされるなんてたまったもんじゃない。私は心臓に持病があるんだ」

ちなみにランデゲムは、ピザがまったく好きではない。どうか、彼の悪夢が終わりますように。

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June 21, 2020 at 04:31AM
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