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Monday, February 15, 2021

防府の山あい「手作り」ピザ屋 主婦仲間6人で週末営業 - 朝日新聞デジタル

ssabutkelapa.blogspot.com

 山口県防府市中山の山あい。周りには田んぼが広がる集落に、主婦たちの個性が詰まったピザ屋がある。「地域の集いの場になれば」と、土日限定で営業している。

 築百年の古民家を改装したピザ屋「あづま屋・虹」が開店したのは昨年11月。建物の所有者の東福(とうふく)和美さん(71)が呼びかけた。

 東福さんは中山にほど近い山口市徳地生まれ。防府市の中心市街地に住んでいたが、6年前に中山に移り住んだ。古民家は取り壊す予定だったが、「地域に集まれる場所がない」という近所の人たちの声を受けて改築。同窓会や誕生会の場として使ってもらっていた。

 「もっと地域に根付いた継続的な活動ができないか」。他県に廃校を活用した喫茶店があると知り、「これならできるかも」。同年代の主婦仲間5人に声をかけて、ピザを出すことにした。

 6人で料理講師の元に通い、生地づくりから試行錯誤した。試作も重ね、「キーマカレーピザ」や「季節のフルーツピザ」など4種類を開発した。

 ピザに使う野菜は、それぞれが自家栽培したものを持ち寄る。フルーツピザには、地域の人にもらった桃を使うこともあるという。

 メンバーの一人、中村美佐子さんは「私たちにとっても生きがいが増えた。本当に楽しい」と話す。

 店内の至る所に色とりどりの花が飾られている。池田紀美枝さんが摘んできたものだ。「金曜の午後は花を調達しに歩き回っています」と池田さん。「お店を始めて毎日が勉強。新しく挑戦する最後のチャンスかなと思っています」

 土日のみ午前11時~午後3時の営業だが、毎週40枚ほど売れる。東福さんは「ふらっと集まって、おしゃべりできるような交流の場になればうれしい」と話している。(寺島笑花)

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