無人のロボットカーがピザをお届け!
これまでにフォードとの自動運転車を使った宅配実験やドローンでのデリバリーなどピザの新たな配達方法を模索してきた米ドミノ・ピザが、今度は無人の自動運転ロボットカーによるテスト配達を始めました。
完全自立型のコンパクトカー
先週、同社が発表した配達ロボットカー「R2」は、自動運転技術のNuroが開発した完全自律型の車両です。この電動車は一般的なクルマよりもだいぶ小さめで、食料品、ピザや医薬品などを運ぶために設計されています。したがって乗客用のスペースや座席、手動の操縦装置はありません。
Nuroと米ドミノ・ピザいわく、R2は米国運輸省から規制当局の認可を受けた初の自動運転車両なんだとか。
まだ1店舗だけのテスト中
現在米ドミノは、テキサス州ヒューストンのヒューストン・アベニュー3209にある1店舗のみでR2による自律型配送サービスをテスト中です。同社はプレスリリースの中で、将来的に配達をヒューストン地区内へと拡大したいと述べていました。
無人のピザ配達は利用方法はというと、まずドミノのサイトから前払いで注文をした同店舗エリアの客はR2によるピザ配達を選べるようになります。彼らにはR2の位置情報を知らせるテキストが送られますが、注文確認ページのGPSで追跡することも可能。ドミノからは、R2到着時にピザを受け取るために必要なPINも送られます。
R2が到着したら、客は車体についているタッチスクリーンに前述のPINを入力。そうすると、ドアが開いてピザを受け取れるという流れ。
「自律配達について学ぶべきことはたくさんある」
米ドミノの上級VPとチーフ・イノベーション・オフィサーであるDennis Maloney氏は、このテストによって利用客がロボット配達にどう反応するかを見ることができると語っていました。
「自律配達の分野について我々のブランドが学ぶべきことはまだたくさんある」と同氏。「このプログラムによって、お客様の配達に対する反応や、ロボットとのやりとり、店舗運営に及ぼす影響を理解できるようになる」とのこと。
自律ロボットでの配達を考えているファストフードチェーンはドミノだけではありません。3月にはChipotle(チポトレ)も、Nuroは「従来の配達モデルを変え」られると述べて同社に資金を投じることを発表しています。
Source: CNBC(1, 2), Domino, NHTSA, Chipotle,
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