そのうえで、3日の第3局について「渡辺三冠は角番であとがないので、1局でも多く戦いたいという気持ちじゃないかと思います。五番勝負なので1つ勝つと流れもがらっと変わるので、非常に大きい1局だと思います。藤井二冠のほうは、きょうで決めたいという思いはもちろんあると思いますが、そこまで意識せずに将棋に集中しているように感じます」と話していました。
また、藤井二冠がこの対局に勝てば、史上最年少での防衛と九段昇段を達成することについて「今までも数々の最年少記録を塗り替えているわけですが、初防衛して九段昇段となれば、もうこれ以上を探すのがなかなか大変なくらい、その域にまで達してしまいます。キャリアを積まなければできない記録なので、10代でというのはちょっと考えにくいです。それに今、挑戦していること自体が、すごいことだと思います。藤井さんにとっては、今回記録を達成したとしてもそれがスタートというか、普通の棋士にとってはゴールに近い記録なんですけど、出発点に近い記録なのかなという気がしてしまうくらい、大変な出来事です」と話していました。
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