ブルックリンで行列ができるピザ店といえば、Lucali。そのオーナーであるマーク・ラコノが手がけるスライスショップ、Baby Luc'sがついに2021年7月17日にオープンした。出店に際してのプロモーションは一切行われなかったが、人気ピッツァヨーロ(ピザ職人)による新展開に、実に多くの人が期待を寄せ、まだかまだかと待っていた。
実はLucaliも元々はスライスショップとしてオープンする予定だったという(今は、ホールピザの店)。そうした経緯もあり、Baby Luc'sの出店はかなり前から計画され、順調だった。にもかかわらず、6月にタイムアウトニューヨークがラコノと話した時、彼は「緊張している」と漏らしていた。しかし、そんな心配は無用だったようだ。Lucaliと同じように、Baby Luc'sでも毎晩大盛況が続いている。
以前我々がBaby Luc’sの魅力について聞いた際、ラコノは「過剰な期待をさせたくない」という理由で、どんな店にしていくのかについての詳細を語ることは避けたが、次のように話してくれた。「レストランを開店すれば、人々はそのことを知ります。だから人は来ます。でも、また来てもらえるかどうかは自分次第なのです」
Baby Luc’sがオープンして数日足らずで、彼のこの主張は真実であることは証明された。開店初日の土曜日18時にピザを売り始めたが、20時には売り切れ。スタッフは「明日はもっと多くのパイ(ピザ)を用意する」と客に声をかけたが、その後の数日間で行列はどんどん長くなっていった。この盛況は、しばらく続くはずだ。
我々に「私たちはピザを人々の手に届けます」と語ったラコノは、その言葉通り、絶品ピザを焼き続けている。
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