「三陸常磐モノ」の魅力をアピールしようと、有名ピザ店シェフが地元食材を使って監修した特製ピザが22日、福島県を中心に店舗展開するスーパー「マルト」のSC平尼子店(福島県いわき市)で売り出された。福島県産の白魚やアオサ、ヤリイカなど地元食材を使った4種類。今後も随時、販売するという。
特製ピザは、三陸常磐モノの消費拡大を目指す「ごひいき!三陸常磐キャンペーン」の一環で、「イル・タンブレッロ」(東京・日本橋)の店主の大坪善久シェフがレシピや作り方を助言した。イタリア産小麦に福島県産の小麦「ゆきちから」を合わせ、ナポリピザの触感、風味を追求した。
白魚とアオサを使った「福島プリマベーラ」は磯の香りと、トッピングの長ネギのシャキシャキとした食感が売り。ヤリイカをのせた「常磐ものカラマーロ」は会津産ニンニクの風味も楽しめる。価格はともに税別1600円。茨城産バジルを使ったマルゲリータピザ「マルトリータ」や地元小名浜産トマトを具材とした「小名浜ベスビオ」も、各税別1200円で同時発売する。大坪氏は、「福島産の野菜、粉、海産物すべてをのせ、どこにもないピザができた」と話す。
「ごひいき!」は、経済産業省などでつくる実行委員会が運営する。販売に合わせて現地視察に訪れた岩田和親(かずちか)・経産副大臣は記者発表で福島プリマベーラを頬張り、「香りがすばらしい。甘みと食感から春の訪れを感じる」と、笑みを浮かべた。
今回の企画は、地元向けにも三陸常磐モノの魅力を発信したいというマルトの思いに、日本ナポリピッツァ職人協会副会長で会津若松市出身の大坪氏が呼応し、実現した。マルトは企画に合わせて平尼子店内にピザ用の設備や特設販売コーナーをつくった。ピザ職人も育成し、「煮魚や焼き魚だけでなく、(三陸常磐モノは)ピザで食べてもおいしいということ、全国に広げていきたい」(安島浩社長)という。
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