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Monday, January 15, 2024

元さくらジャパンの真野さん、柳ケ瀬にカフェオープン「岐阜盛り上げ恩返しを」 - 岐阜新聞

ssabutkelapa.blogspot.com

ピザが楽しめるカフェをオープンした真野由佳梨さん(右)と夫の佐々木祐哉さん=同

ピザが楽しめるカフェBUMS=岐阜市神室町

 ホッケー女子日本代表「さくらジャパン」で五輪に2大会連続出場し、一昨年2月に引退を発表した真野由佳梨さん(29)=岐阜県各務原市出身、在住=が、岐阜市神室町の柳ケ瀬商店街にピザが楽しめるカフェ「BUMS(バムス)」をオープンした。真野さんは「カフェ巡りが大好きで、いつかはカフェを開きたいと思っていた。多くの人に利用してほしい」と話す。

 真野さんは、現役時代からカフェの経営を夢見ていた。ホッケーの海外遠征を通じ、世界各地のカフェを巡った。練習終わりに夜遅くても時間を見つけてはカフェへ足を運んだ。昨年5月に夫・佐々木祐哉さん(31)と結婚。祐哉さんは、ニューヨークやシカゴでピザ作りの修業をした経験があり、話し合いの末、カフェでピザを提供することになった。

 真野さんは引退後、祐哉さんの地元、岩手県でカフェのノウハウを学んだ。経営のことはもちろん、デザートの作り方や、接客、心地いい環境作りなどの知識や技術を身につけた。「店名のBUMSは、アメリカのスラング(隠語)で『なまけもの』という意味。居心地のいい店内で、存分にリラックスして過ごしてほしいという願いを込めた」と思いを語る。

 メニューはアメリカ風サラミの一種、ペパロニを使ったピザや、トマトのマリネのピザがある。他にもプリンなどのデザートや、オリジナルのドリップコーヒーも楽しめる。祐哉さんは「アメリカで学んだピザの味を提供したくて、アメリカから取り寄せた具材も。8分の1のスライスピザなら食べ歩きもできます」と話す。最近では若者はもちろん、高齢の客も増えてきた。飲食の持ち込み可能な同市日ノ出町の映画館「ロイヤル劇場」に行く途中に寄る利用客もいるという。

 夢だったカフェのオープンを後押ししたのは、今まで応援してくれたファンや、地元岐阜の存在だった。真野さんは、選手時代も住み続けた各務原市での開業も考えたが、多くの人に利用してもらいやすく、アクセスの良い柳ケ瀬を選んだ。「支えてくれたファンの皆さんや、地元の人が集まれるカフェを作り、岐阜を盛り上げることで恩返しできたら」と力を込める。

 今後は店内で、ホッケーを観戦できるイベントなどを通して競技の魅力を伝えていくつもりだ。「選手以外でも関わり方もある。ホッケーでできたつながりを大切に、感謝の思いを伝えたい」と話した。

 営業時間は正午~午後10時。木曜定休。テイクアウトも可能。

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